【数量限定】『形のない骨』DVD &パンフレット
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愚かさは悪であるのか?
人間関係において、理性的であることを究極に求められる窮屈な社会。感情的本能的に生きることは許されない。日常の些細な選択、言葉が足りないことに対して人は罪とは意識せずに日々暮らす。
現代社会の仕組み、スピードの中でいつの間にやら取り返しのつかない所に追い込まれ誤った選択をしてしまう
事は日常だ。抑圧された人が根本的な欲望として「自由に生きたい」と思うことから刹那的に愚かな行動、利己的な選択を取ってしまうこともありうる。人間の「愚かさ」は厄介です。その罪による「許し」はどこにあるのか。良子は画家の夫、姑、小学生の息子と地方都市の郊外にある一軒家で静かに暮らしていた。その生活は一見するとなんの不自由もなく穏やかに見せるが、刺々しい義母の態度、闇の商売に手を染め、誰にも分からないように暴力を振るう夫にうんざりする日々。彼女が愛を与えているのはたった一人の弟と息子だけだ。ある日彼女は家族の一員を思いがけない理由で失う。
2018年 / 日本 / カラー / 104分 / 17:9 / 5.1chデジタル /
※家庭内での鑑賞を目的とした一般用DVDです。
※実際のDVDジャケットデザインとは異なります。
形のない骨 パンフレット
A4 20P
主人公 良子の生い立ち
良子は、1982年、父・中山敦夫が30歳と母・中山紀江が27歳の時に佐賀県鳥栖市に産まれる。良子が4歳の時、弟の主人が産家れる。ほぼ同じ頃、敦夫は、知人を頼って仕事を求め東京に出てくが、2年目の夏から、連絡が途絶え消息を消す。紀江は、福岡県
留米市の実家に戻り、旧姓の佐藤紀江に戻す。収入がないの夜にスナックで働き始める。家の家事、子供達の面倒は、紀江母・佐藤しず子が見ることとなる。紀江と良子は、親子なのに昔からなぜかソリが合わない。しず子は、市役所に勤める夫・章太郎と結婚して佐藤家に嫁いできた。その章太郎も10年前に肺がんで亡くし、わずかな保険と畑仕事で生計を立てていた。章太郎は、落語や囲碁を楽しむ趣味人で、穏やかな性格だった。しず子は、きちんと家事をこなし良き妻であることを美学としていた。紀江は、目の前の楽しいことを大切にする楽観的な性分は、父に似ていると自覚していた。しず子は、紀江が、子供たちを早く寝かせないことや、しつけをきちんとしないこと家を散らかしたままにすることなどが気に入らない。しず子は、戦前の考え方を無理強いして子供達を厳しく育てた。たまに手をあげることもあった。紀江も、良子が、10歳になってすぐ店の常連だった男に口説かれて、家に帰らなくなる日もあり、育児を放棄した。